2024年3月、ビットコインの価格が初めて1,000万円を突破したことがニュースとなり話題となりました。
しかし、「ビットコインって何?」「どうやって始めたらいいの?」と疑問を感じている方もいるでしょう。
そこで本記事では、ビットコインの仕組みや特徴に加えて、自身の仮想通貨経験を踏まえたおすすめの取引所についてもわかりやすく解説します。
最期まで読むことでビットコインの基礎が理解でき、仮想通貨を安心して始める準備が整うのでぜひ最後までご覧ください。
- ビットコインはユーザー同士が直接取引できるデジタル通貨
- ビットコインはブロックチェーン技術によって高いセキュリティを維持している
- ビットコインは発行上限が決められている希少価値の高い仮想通貨
- ビットコインは特定の管理者に価値をコントロールされることがない
- 「GMOコイン」は操作がしやすくセキュリティ性が高いおすすめの取引所
ビットコインとは?基礎知識をわかりやすく解説
まずは、ビットコインがどのようなものなのか、以下の基礎知識を確認していきましょう。
それぞれ順番に見ていきます。
ビットコインの定義
ビットコインは、2009年に誕生した世界初の分散型デジタル通貨です。
ビットコインの誕生は、2008年に「サトシ・ナカモト」という匿名の人物が発表した論文がきっかけでした。

論文には、銀行や政府などの第三者が管理せず、安全でしかも安く決済ができるアイデアが記載されていました。
これまでの法定通貨にはない「国境を越えた通貨」という概念を持つビットコインは、新しい常識を作り出す可能性を持っています。
ビットコインが注目されている理由
ビットコインが注目されている理由は、主に以下の3つがあります。
- 価格変動の大きさ
- 供給量の限定性
- 送金の利便性
なかでも大きな要因は、価格変動の幅が広く投資対象として魅力が高いことです。


2023年の始めには1BTC(ビットコイン)の価格は約300万円ほどでしたが、2025年1月は約1,500万円と価値が5倍にも上昇しました。
このような急激な価格変動は投資リスクがありますが、長期的に見るとビットコインは右肩上がりとなっているため、将来の値上がりを期待して投資する人が多いのです。
この値上がりの要因の一つとして、ビットコインの供給量が関係しています。
ビットコインの発行枚数の上限は2,100万枚とあらかじめ決まられているため、その希少性が値上がりの一因となっているのです。
送金面においても期待されており、決済速度や手数料に関しても銀行を経由する手段より早く安価に利用できるとして注目されています。
ビットコインと従来の通貨の違い
ビットコインと従来の通貨には、以下のような違いがあります。
項目 | ビットコイン | 従来の通貨 |
---|---|---|
管理者 | ネットワーク参加者が取引を管理 | 国や中央銀行 |
実物の有無 | デジタル上でのみ存在し物理的には存在しない | 硬貨や紙幣 |
価値の保証 | 需要と供給によって決まる | 国や法律によって保証 |
供給量 | 2,100万枚 | 国や中央銀行が調整 |
セキュリティ | ブロックチェーンと呼ばれる技術によって守られている。不正や改ざんは困難 | 不正防止技術や銀行管理システムによって守られている |
従来の通貨は国や中央銀行が管理しているため、価値の保証やセキュリティなどで多くの人にとって安心感があります。
一方、ビットコインは特定の管理者がいないぶん、不安定に見えるかもしれません。
しかし視点を変えると、制限なく誰でも使いやすい国際通貨になる可能性があるといえます。



ビットコインは危険と初めから断定するのではなく、まずは仕組みを理解して自分の目的に合わせて使い分けるといいですね。
ビットコインの仕組みと技術的特徴
つづいて、ビットコインがどのような仕組みになっているのか見てみましょう。
順番に見ていきましょう。
ブロックチェーン技術の概要
ビットコインは、「ブロックチェーン技術」をベースに作られた仮想通貨(暗号資産)です。
ブロックチェーン技術は世界中の複数のコンピュータによって共有・管理されています。



それぞれのコンピュータで同じ取引データを保管し検証しているため、高いセキュリティ性を保っているんです。
マイニングの役割
ビットコインには「マイニング」と呼ばれる仕組みがあります。
マイニングする人は「マイナー」と呼ばれ、他のマイナーとのマイニング作業を競い合い報酬を勝ち取っています。
マイニングに成功することで、新規で発行されたビットコインが支払われるのがことが魅力となっています。
ただし、マイニングするには高性能なコンピュータが必要なため個人での参加は難しくなっているのが現状です。
半減期の仕組み
ビットコインには「半減期」と呼ばれるイベントが約4年に一度行われます。
ビットコインが誕生した2009年にはマイニング報酬として50ビットコイン(BTC)が支払われましたが、2024年の半減期では3.125ビットコイン(BTC)にまで減少しました。
半減期はマイナーの報酬が減る以外にも投資家にも影響があります。
マイナーへの報酬が減ることで全体の供給量が減少し、希少性が高まり価格が上昇するのです。



4年に一度というスケジュールがあらじめ決められているため、期待感が高まって価格が上昇する要因にもなっています。
ビットコインのメリット3つ
ビットコインの基礎知識がわかったところで、つぎにメリットを解説します。
ビットコインは従来の通貨にはない可能性を秘めた通貨です。
一つずつ見ていきましょう。
メリット①:個人間で直接送金できる
一つ目のメリットは、ビットコインを個人間で直接送金できる点です。
従来の通貨を国外に送金する場合は、金融機関を経由する必要があり送金手数料や為替手数料が必要になります。
しかし、ビットコインであれば金融機関を経由せず個人間での送金が可能です。
ビットコインを送金する際はマイナーへの報酬としてネットワーク使用料が必要となりますが、法定通貨を金融機関経由で送金するよりも安くなる可能性があります。
メリット②:希少価値が高い
二つ目のメリットは、希少価値が高い点です。
先ほども解説したように、ビットコインは発行上限が2,100万枚と決められており、これ以上発行されることはありません。
また、半減期によって新たに供給される量は徐々に減っていく仕組みとなっています。



このように、ビットコインはデジタル通貨でありながら希少性がある点が魅力です。
メリット③:管理者によって価値がコントロールされない
三つ目のメリットは、特定の管理者によってコントロールされていない点です。
ビットコインは中央銀行のような特定の機関によって管理されておらず、ブロックチェーン技術によって運用されています。
そのため、一部の権力者の意思によって通貨の価値がコントロールされるといった心配がありません。



ビットコインは管理者の意図で価値が変動しない点が魅力です。
ビットコインのデメリット2つ
つづいて、ビットコインのデメリットを2つ解説します。
大きなリスクを負わないためにもデメリットを把握しておきましょう。
デメリット①:価格変動が大きい
一つ目のデメリットは、価格変動が大きい点です。
ビットコインは一部の店舗やサービスで決済に使えますが、普段の生活場面では利用する機会が少なく、現在は主に投資目的で運用されています。
そのため、法定通貨ほどの安定感がなく急な価格変動があった場合は損失が大きくなる可能性もあるでしょう。



ビットコイン初心者の方は、「資産の一部を投資する」「少額で積立をする」などリスクを抑えた運用方法がおすすめです。
デメリット②:技術的な仕組みの理解が難しい
二つ目のデメリットは、ブロックチェーン技術の理解が難しい点です。
法定通貨であれば硬貨や紙幣を現物で確認でき、ATMでの入出金や振込などの手続きも簡単にできるでしょう。
しかし、ビットコインは現物で確認できなかったり技術的に理解ができなかったりと、初心者には不安を感じてしまう場合があります。
また、ビットコインをはじめとする仮想通貨初心者を狙った詐欺も横行している状況です。
たとえば、SNSで知り合った人から仮想通貨の儲け話を持ち掛けられ、被害に遭ったケースもあります。
これらの不安やリスクを解消するためには、まずはビットコインに関する基礎知識を身に付けることが重要です。
ビットコインを始めるのにおすすめの取引所
さいごに、ビットコインを始めるのにおすすめの取引所を2つご紹介します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
GMOコイン


取引所名 | GMOコイン |
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
取扱い銘柄数 | 27種類 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) レバレッジ取引 |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料(大口出金の場合は400円) |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する国内仮想通貨取引所です。
取扱い銘柄数は27種類と国内最大級で、ビットコインのほかにも複数のマイナーコインを取り扱っています。
取引の種類は現物取引に加え、最大倍率2倍のレバレッジ取引が可能です。
操作画面は直観的で、口座開設から入金、取引までスピーディーに行えるため初心者の方でも安心して取引できます。
また、取引画面はシンプルでわかいやすい「シンプルモード」、高機能チャートで分析が可能な「トレーダーモード」を切り替えられるため、自分のレベルに合わせて使い分けることが可能です。
親会社が東証プライム上場企業のGMOインターネットグループ株式会社ということもあり、セキュリティ面での安心感があります。
GMOコインは定期的に豪華なキャンペーンを開催しているため、ビットコインを始める際はお得なキャンペーンを活用して口座開設してみるといいでしょう。



アプリの使いやすさはもちろん、日本円の入出金が無料で、仮想通貨の送金手数料も無料なのは嬉しいですね!NFT購入時に自身のウォレットに送金する時に重宝します。
Coincheck


取引所名 | Coincheck(コインチェック) |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
取扱い銘柄数 | 31種類 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
レバレッジ最大倍率 | – |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は自己負担) コンビニ入金 30,000円未満:770円 〃 30,000円以上 300,000円以下:1,018円 クイック入金 30,000円未満:770円 〃 30,000円以上500,000円未満:1,018円 〃 50万円以上:入金額×0.11%+495円 |
出金手数料 | 407円 |
公式サイト | コインチェック公式サイト |
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する国内仮想通貨取引所です。
取扱い銘柄数は31種類と国内最大級で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった複数の仮想通貨の取引ができます。
レバレッジ取引はできませんが、積み立てやステーキング、NFTマーケットプレイスなどさまざまな投資ニーズに対応できるのが魅力です。
ダウンロード数No.1のアプリは、シンプルな設計で初心者の方でも迷わずに利用できるでしょう。
また、セキュリティ面ではログイン時の二段階認証やオンラインとは切り離されたコールドウォレットによる管理で高いセキュリティ性があります。
多彩な機能と高いセキュリティ性を持ったコインチェックは、安心して取引をしたい初心者の方におすすめの取引所です。



シンプルな画面は直観的に操作できます。積み立ては銀行口座と紐づけて自動で引き落としできる点は便利ですね!
ビットコインの基礎知識を身に付けて仮想通貨デビューしよう!
今回は、ビットコインの基礎知識やメリット・デメリット、おすすめの取引所を解説しました。
ビットコインはデジタル上の通貨でありながら希少性の高さが注目されている、世界で初めて誕生した仮想通貨です。
急激な高騰により大きな利益を確保できる良さがある一方、運用次第では損失が出るリスクがあります。
そのため、初心者の方はまずビットコインの基礎知識を身に付け、少額投資から始めるといいでしょう。
今回ご紹介した「GMOコイン」「Coincheck」はどちらも無料で口座開設できますので、この機会にぜひ利用してみてください。