OpenSeaのガス代はいくら?安くする方法を解説【出品は無料】

・Openseaのガス代はいくらなの?どんな時に必要なのかや安くするコツも教えてほしい。

NFT売買をするときに必要なガス代(手数料)は、ポイントをおさえておけば節約できます。

この記事を読めば、OpenSeaで必要なガス代について理解でき、「お得に」にNFTを始められますよ。

ムダな出費をおさえるには取引所えらびがポイントです。

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目次

Opensea(オープンシー)とは?

OpenSea(オープンシー)とは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。

かんたんに言うと、NFTを出品したり買ったりできるNFTのデパートのようなもの。

利用者が多く、NFT作品の取扱量やカテゴリーも多岐に渡っています。

月間利用者は20万人を越えていて、2022年1月には過去最高額の取引高を更新する勢いとなっています。

Dune Analyticsのデータによると、1月前半のOpenSeaの取引高は約27億ドル(約3100億円)で、2021年8月に記録した過去最高の34億ドルを上回る勢いとなっている。

引用:CoinDesk

日本での利用者も多く著名なNFTが出品されています。

「OpenSea」は初心者のかたにオススメですよ。

【OpenSeaのガス代】そもそもガス代とは?

ガス代とは、イーサリアムブロックチェーン利用時に発生する手数料のことです。

ブロックチェーンは世界中にあるコンピュータによって管理されています。

NFTの取引内容に不正や間違いがないか、検証作業の報酬として手数料を支払っているんですね。

ガス(GAS)代について

ガス代は以下の計算式で算出できます。

ガス代=ガスプライス(単位はGwei) × ガスリミット(Gas Limit)

ブロックチェーンの取引量が増えればGweiが大きくなるのでガス代が高くなります。逆に取引量が減ると、Gweiが小さくなるのでガス代は安くなります。

Gweiとは

Gwei(ギガウェイ)はガス代の単位を指していて、1Gwei=0.000000001 ETHとなっています。

ブロックチェーン利用時の混雑状況によって、リアルタイムで変化します。

取引スピードは設定可能で、価格との関係は以下のとおり。

スピード価格
High高い
Medium平均
Low安い

GASリミットとは

ブロックチェーン利用時に必要な取引量の最大値のことです。

ネットワーク混雑時にはガス代は変動しますが、最大量を設定しおけば何か問題が発生した場合でも暴騰を防げます。

【OpenSeaのガス代】出品時のガス代は無料

OpenSeaでの出品時のガス代(手数料)は無料です。

以前は初回のみ出品時には手数料が必要でしたが、2022年6月の改定により廃止されたました。

しかし、以下のような場合にガス代が必要になります。

・購入オファーを承認するとき
・出品をキャンセルするとき

なので、数千円程度のイーサリアムは持っておきましょう。

【OpenSeaのガス代】ガス代を確認する方法

OpenSeaで実際に取引をおこなえば、現在のガス代を確認できます。

具体的には、NFTを購入するときのメタマスク承認時にガス代が表示されますよ。

openseaガス代-2

ガス代だけ確認しい場合は、承認画面で「拒否」を選択すればOKです。

また、現在のガス代を確認できるサイト「Eth Gas Stationでも確認できます。

openseaガス代-1

こちらのサイトでは、「FAST」「STANDARD」「LOW」の3段階の処理スピードごとのGas Priceがわかります。

【OpenSeaのガス代】ガス代の相場はいくら?

まず、前提としてガス代はネットワークの混雑状況によって変動するということです。

NFT購入時のガス代の相場は、300円~800円程度です。

ガス代としては安い方なので、この価格であれば購入した方が良いと言えますね。

一方、ネットワークが混雑して価格が高騰すると、数千円を超える場合があります。

その場合、タイミングをずらして購入するようにしましょう。

【OpenSeaのガス代】発生するタイミング:購入者

OpenSeaでNFT購入時に発生するガス代は以下のとおり。

・固定価格で購入するとき
・ETHからWETHへ変換するとき
・はじめてオファーやオークション入札時
・オファーやオークションをキャンセル時

固定価格で購入するとき

固定価格(出品者が提示した価格)で購入するときにガス代が発生します。

前述したとおり、ガス代はネットワークの混雑状況によって変動します。

なので、ガス代が高い場合はタイミングをずらして購入するようにしましょう。

なお、OpenSeaでは固定価格のほかに、オファー(購入価格を提示)で購入する方法もあります。

オファーに対し出品者が承諾すれば取引が完了し、その場合は、購入者はガス代を支払う必要はありません。

ETHからWETHへ変換するとき

OpenSeaでは作品へのオファーとオークションに入札する場合は、WETHが必要です。

ETHからWETHへ変換するときにガス代が発生します。

WETHとは、「Wrapped ETH」包まれたイーサのことです。

ETHは規格が古く処理時間が長くガス代も高くなってしまいます。
このようなデメリットを解消するため、OpenSeaでは主流規格であるWETHを使って取引しています。
また、同規格に対応しているトークンとの互換性があるのもメリットです。

ETHからWETHへの変換はOpenSeaで可能ですよ。

なお、変換レートは1ETH=1WETHとなっています。

はじめてオファーやオークション入札するとき

OpenSeaでは、はじめてWETHを使用する場合は、初回のみガス代が必要になります。

openseaガス代-3

2回目以降、WETHを使用する場合はガス代は必要ありません。

オファーやオークションをキャンセルするとき

作品へのオファーやオークション入札のキャンセル時にもガス代が発生します。

オファーが通らなかったり、入札ができかったとしても不要にキャンセルしないほうが良いってことですね。

無駄に手数料を払う必要はないので、特に理由がない限りはそのまま放置しておきましょう。

【OpenSeaのガス代】発生するタイミング:販売者

OpenSeaでNFT販売時に発生するガス代は以下のとおり。

・購入オファーを承諾するとき
・作品を配布(送付)するとき
・オークション(1ETH未満)を承諾するとき
・出品をキャンセル(取り消し)するとき

購入オファーを承諾するとき

固定価格で販売している作品に対して、「もう少し安く買いたい」と購入者がオファーしてくる場合があります。

オファー価格を承諾してNFTを売却するとき、販売者側にガス代が発生します。

価格に納得いかず承諾しなければ、ガス代は発生しません。

作品を配布(送付)するとき

販売ではありせんが、NFTを無償配布する場合にもガス代が発生します。

無償配布であっても、ブロックチェーン上では取引に該当するからですね。

配布・送付する例

・プレゼント企画Giveaway(ギブアウェイ)で当選者に配布するとき
・詐欺防止のため、自分の保管用ウォレットに送付するとき

オークション(1ETH未満)を承諾するとき

オークションで最終価格が1ETH未満だった場合、販売者が取引を承諾するか決められます。

承諾する場合は、販売者側にガス代が発生します。

なお、オークションが1ETH以上で終了すると、OpenSeaがガス代を負担してくれる仕様になっていますよ。

出品をキャンセル(取り消し)するとき

以下のような販売をキャンセルするときにガス代が発生します。

・固定価格販売のキャンセル
・オークションのキャンセル

なお、作品自体を削除する場合はガス代は不要ですよ。

削除すると作品に関する取引履歴も削除されてしまうので注意して下さいね。

【OpenSeaのガス代】ガス代を安くする方法  

ガス代・手数料を安くするコツは以下の4つです。

ガス代を安くするコツ
  • ガス代が安い時間帯で取引する
  • メタマスクの承認タイミングをずらす
  • メタマスクの速度設定を「低速」にする
  • 【参考】手数料が無料の取引所を使う

ガス代が安い時間帯で取引する

NFTの取引では、ネットワークの混雑状況によってガス代が変動します。

なので、混雑していない時間を狙って取引すればガス代が安くなりますよ。

ネットワークの混雑状況は「Ethereum Gas Charts」で確認できます。

ドット絵アートの作り方-39

色がうすい場所は取引量が少なく、色が濃い部分は取引量が多くなります。

なので、色がうすい曜日・時間を参考にして取引すればガス代を節約できますよ。

メタマスクの承認タイミングをずらす

ガス代は秒単位で変動するので、少しタイミングをずらすだけでも安く抑えられます。

メタマスク承認画面で、そのまま眺めているだけで価格が変わっていくのがわかりますよ。

openseaガス代-5

場合によっては、タイミングをずらすだけで数千円も節約できる可能性もあります。

急ぎで取引する必要がなければ、様子を見てみるのも手ですね。

メタマスクの速度設定を「低速」にする

取引時のメタマスク承認画面でガス代の速度を変えられます。

承認画面にて、ガス代見積もりの「市場」をクリック。(「編集」と表示されている場合もあります。)

openseaガス代-4

「低」をクリックすれば設計完了です。

openseaガス代-6

価格は大きく変わりませんが、少しでも安くおさえたい場合は試してみて下さい。

【参考】手数料が無料の取引所を使う

さいごは、ガス代とは関係ありませんが、送金手数料を無料にする方法です。

NFT取引をしていると意外と送金する機会が多くなるんですよね。

なので、仮想通貨取引所からメタマスクへの送金手数料が無料の取引所を使えば、費用を抑えられますよ。

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【OpenSeaのガス代】よくあるQ&A

【OpenSeaのガス代】に関するよくあるQ&Aはこちら

よくあるQ&A
  • 出品時にガス代が必要なの?
  • ガス代がかからないNFTはないの?
  • イーサリアムのガス代はなぜ高いの?
  • 期間内に売れなかったときにガス代は必要?

出品時にガス代は必要?

OpenSeaでは出品時のガス代は無料です。

以前は初回出品時のみ高額なガス代が必要でしたが、2022年6月の改定により廃止されました。

ですが、購入オファーの承認やそのほかの取引でガス代は必要なので、数千円程度のイーサリアムは持っておくと良いでしょう。

ガス代がかからないNFTはないの?

OpenSeaではなく、ガス代がかからないマーケットプレイスを使えばガス代はかかりません。

たとえば、LINENFTだと購入時のガス代は無料ですよ。

しかし、以下のようなデメリットがあります。

個人は販売できない
取り扱い作品が限られている

LINENFTは独自のブロックチェーンで構築されているので、作品数が多いイーサリアムチェーンのNFTは購入できないんですよね。

しかし、LINEアカウントがあれば手軽に始められるので、「NFTを始めてみたい」という方におすすめですよ。

イーサリアムのガス代はなぜ高いの?

ブロックチェーンネットワークの取引量が多いので、ガス代が高くなってしまいます。

ブロックチェーンの内容検証や履歴管理は、世界中のコンピュータによって管理されています。

その報酬としてガス代を支払っているので、取引量によって大きく変動してしまうんですよね。

期間内に売れなかったときにガス代は必要?

出品した作品が期間内で売れかった場合、ガス代は必要ありません。

売れないからといって期間内に出品をキャンセルするとガス代がかかります。

なので、特に理由がなければキャンセルせずにおきましょう。

【OpenSeaのガス代】まとめ

今回はOpenSeaのガス代について解説しました。

NFT取引時はガス代が必要ですが、この記事で紹介した方法を使えば、お得にNFTを始められますよ!

ガス代はタイミングによって高騰する場合があるので、いつでも取引できるようにイーサリアムだけも持っておきましょう。

イーサアリアを購入するには、仮想通貨取引所の口座開設が必要です。

送金手数料が無料のGMOコインなら、手数料を節約できますよ。

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この記事を書いた人

40歳から始めた雑記ブログで収益25,000円 | 2022.7〜仮想通貨ブログ開始→3ヶ月で16,000円達成 | ためになる仮想通貨・NFT情報を発信してます | 2児のパパ |

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