読者にブログを読んでもらうには、魅力的なタイトルを付けなければいけません。
とはいえ、どのようにタイトルを付けたらいいか分からない方もみえると思います。
そこで今回は、ブログ記事の付け方から具体的な例までご紹介しますね。
当記事を参考にすれば、初心者の方でも簡単にクリックされやすいタイトルを付けられるようになりますよ。
ブログの記事タイトルが重要な理由2つ
まずは、ブログの記事タイトルが重要な理由を解説します。
1.アクセス数に影響するから
ひとつ目の理由は、タイトルのつけ方によって、アクセス数に影響があるからです。
なぜなら、読者は検索結果に表示されたいくつかの記事の中から、タイトルを見てどの記事を読むか判断しているからです。
悩みを解決できそうなタイトルであればクリックしたくなりますよね。
魅力的なタイトルにすれば、アクセス増が期待できます。
たとえ記事の質が高かったとしても、タイトルが魅力的でなければ読者にクリックされません。
極端に言えば、記事の内容とまったく関係ないタイトルだったら誰もクリックしませんよね。
そのため、読者の目をひく魅力的なタイトルをつけることが重要です。
2.SEOに影響するから
ふたつ目の理由は、SEOに影響するからです。
Googleは、記事タイトルを判別していて、どんな内容の記事なのかを判断しています。
そして、読者にとって有益そうな内容であれば、重要な記事として検索結果でより上位に表示させる仕組みになっています。
SEO対策の項目は他にもありますが、タイトルはその中でも重要です。
Googleに正しく評価してもらうために、最適なタイトルを付けるようにしましょう。
【例文あり】興味を引くブログ記事タイトルの付け方12選
それでは、ブログの記事タイトルのつけ方を見ていきましょう。
ひとつずつ解説しますね。
①:検索キーワードを入れる
ブログの記事タイトルには、検索キーワードを入れるようにします。
検索キーワードとは、読者が検索するときに検索窓に入れるキーワードのことです。
たとえば、海外旅行に行きたい場合、【海外旅行 おすすめ】のように検索しますよね。それが検索キーワードです。
具体的にタイトルにしてみると、
「旅行のプロが教える!おすすめ海外旅行10選」
のようにキーワードを含めた記事タイトルにします。
SEO対策としても有効ですし、読者が見てもどんな内容の記事なのかが一目でわかるので効果的ですよ。
②:キーワードはタイトルの前半に入れる
キーワードは、記事タイトルの前半に入れるようにします。
なぜなら、タイトルを見た読者にどんな記事なのかをすぐに伝えられるからです。
キーワード「ダイエット 食事」をタイトルの前半と後半に入れた場合を比べてみましょう。
・前半に入れた場合:
ダイエットにおすすめの食事!痩せる食べ方やメニューを紹介!
・後半に入れた場合:
日常で実践できる!脂肪燃焼に効果的なダイエットの食事!
どうでしょうか?キーワードが前半に入っていた方が、パッと見たときにどんな記事なのか分かりやすいですよね。
検索ユーザーは、左側から文章を読むので、タイトルの前半にキーワードを入れておくと良いですよ。
③:32文字以内にする
ブログ記事のタイトルは、最大32文字以内にしましょう。
なぜなら、検索結果で表示される文字数に制限があるからです。
制限を超えてしまうと、「…」と表示されタイトルの内容が伝わりにくくなってしまいます。
しかし、タイトルによっては文字数を超えてしまう場合があると思います。
そのときは、キーワードや重要なポイントをタイトル前半に配置すると読者に伝わりやすくなります。
④:具体的な数字を入れる
ブログ記事のタイトルに数字を入れると、具体的に感じられ説得力が増します。
たとえば、以下のタイトルを見比べてみると、
・年間600杯のラーメンを食すプロがおすすめするラーメン店10選!
・ラーメン通がおすすめするラーメン店
前者の方が、「年間600杯も食べてるなら参考になりそう!」と思うのではないでしょうか?
このように数字を入れることで、説得力が増し、興味をひくタイトルになります。
- 3週間で実現する!健康的な食習慣のスタートガイド
- 毎日5分でできる!英語スキル向上のためのシンプルな習慣
- 筋トレ初心者が30日で理想の腹筋を手に入れる方法
この他にも、【始め方を3ステップで解説】のように、工程数を数字で表すと、記事の全体像が伝わりやすいですね。
⑤:キラーワードを活用する
キラーワードとは、読者の関心を引けるインパクトの強い言葉のことです。
競合サイトと差別化するためにも、キラーワードを使って読者が思わずクリックしたくなるタイトルを付けましょう。
よく目にするキラーワードは、メモしていつでも使えるようにしておくと良いですよ。
⑥:権威性をアピールする
権威性をアピールすれば 、読者に信用できる記事だと示せます。
- 現役のプロが解説!
- 〇年経験した筆者が語る!
自分より経験や実績がある人が書いた記事であれば、読みたいと思うはずです。
なので、権威性をアピールすれば、クリックされやすい記事になりますよ。
⑦:簡単にできることを示す
悩みを抱える読者は、できるだけ簡単に手早くその問題を解決したいと考えています。
そのため、記事タイトルには「簡単で、 すぐできそう」と思えるような言葉を含めましょう。
- 初心者でも簡単
- いますぐできる
- 手間いらず
- 簡単なのに効果大
- ~だけでOK
このワードを使う場合は、 タイトルと記事の内容に相違がないよう、 専門用語を使わないなど、分かりやすい記事を書く必要があります。
⑧:読んでほしいターゲットを決める
読んでほしい読者を明確にして、ターゲットを絞るようにしましょう。
なぜなら、不特定多数の人に向けたタイトルより、特定の人に向けた方が読まれやすいからです。
- 未経験者向け!
- 初心者必読!
- ~のあなたへ
- ~を知らないあなたへ
このような言葉を使うと、検索ユーザーは、「自分のことが書いてある!」と感じて思わずクリックしたくなります。
⑨:読者が理解できる言葉を使う
記事タイトルには、読者が理解できるようにわかりやすい言葉を使います。
なぜなら、読者が理解できない言葉を使うと、クリックされにくいからですね。
・初心者に向けた記事なら、専門用語を控える
・経験者向けの記事なら、専門用語を使う
初心者向けの記事なのに専門用語を使ってしまうと、難易度の高い記事だと思われて読まれない可能性があります。
そのため、読んでほしい読者を想定して、理解しやすい言葉を選ぶことが重要です。
⑩:有益であることを伝える
検索ユーザーは、 常に「自分にとって有益かどうか」 を判断して、読む記事を選んでいます。
なので、読者にとって有益であることを伝えると効果的です。
- 〜する方法
- 〜に役立つ
- 〜の簡単な実践法
- 〜を解決するための手順
読者の悩みが解決できることを示せば、読者は興味を持って記事を読み進めてくれます。
⑪:最新の情報であることを示す
記事の情報が新しいことを示しておくと、 読者の関心を引けます。
- 202〇年最新
- 202〇年版
- 新着情報!202〇年の~
競合サイトと同じようなタイトルになってしまった場合は、このような表現を使うとほかのサイト差別化できますよ。
⑫:網羅性をアピールする
記事タイトルで網羅性をアピールすることも有効です。
検索ユーザーは、一度で悩みを解決したいと思っているので、記事の情報に漏れや不足がないことを示すのが重要です。
- 徹底解説!
- 完全網羅!
- 完全版!
- コンプリートガイド!
記事の情報が幅広い内容をカバーしている場合は、このような言葉を使って読者の目を引くようにしましょう。
記事タイトルの決め方で注意点すべき点2つ
ここでは、 記事タイトルをつけるときの注意点を解説します。
タイトルと記事の内容を統一する
タイトルと記事の内容を統一するようにしましょう。
なぜなら、タイトルと記事の内容に違いがありすぎると、読者が途中でページを閉じてしまうからです。
悩みを解決するために読んでいるのに、内容が違ったら不満に思いますよね。
読者の目を引くために、インパクト重視でタイトルを付けないように注意が必要です。
タイトルにキーワードを入れすぎない
記事タイトルに、タイトルを入れすぎないようにしましょう。
Googleの公式アナウンスでも、キーワードの入れすぎには注意するよう公表されています。
キーワードの乱用は避ける。<title> 要素に具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトル テキストはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。
出典:Google 検索結果のタイトルリンク
キーワードを入れすぎると、読者が見た時に違和感を感じますし、Googleからの評価も得られません。
検索結果で上位表示させるためにキーワードをたくさん入れても、「効果はない」ということですね。
ブログの記事タイトルの決め方4STEP
ここでは、記事タイトルの決め方を4つのステップで解説します。
- 検索キーワードを決める
- ターゲットを絞り込む
- 記事で伝えたい内容をまとめる
- 記事タイトルを付ける
1.検索キーワードを決める
まずは、タイトルのなかでも大切な「検索キーワード」を決めることが重要です。
なぜなら、ブログに訪れる読者はGoogle検索でキーワードを入力して、検索結果に表示された記事を読むからです。
読者が検索したキーワードとマッチしたタイトルにしないと、ユーザーにクリックしてもらえません。
悩みを抱えた検索ユーザーが、どのようなワードを使って検索するのか予想してキーワードを決めましょう。
キーワードの詳しい選び方は、「ブログのキーワード選定のやり方6ステップと3つのコツ【SEOの基本】」で解説しています。
2.ターゲットを絞り込む
つぎに、その記事を読むターゲットを絞り込みます。
ターゲットを決める方法、以下の項目を決めていけばOKです。
・年齢
・性別
・趣味
・悩んでいること
・興味があること
・家族構成
上記の内容を細かく設定していけば、読者がどんなことで悩んでいるのかがイメージしやすくなります。
3.記事で伝えたい内容をまとめる
ターゲットが決まったら、そのターゲットが「どんな悩みを抱えているのか?」「どんな情報を提供したら満足するか?」を決めていきましょう。
箇条書きでもいいでの、ターゲットが求めることを書きだしておくと記事が執筆しやすいですし、タイトルも付けやすくなります。
・【筋トレ 始め方】の場合
→筋トレメニュー、栄養と食事、ウォームアップとクールダウン
・【英語 勉強】の場合
→勉強法、ビジネス英語、おすすめアプリ
4.記事タイトルを付ける
「キーワード」「ターゲット」「記事の内容」が決まったら、最後に記事タイトルを付けます。
タイトルを付けるときは、これまでに紹介した「興味を引くブログ記事タイトルの付け方12選」を参考にしてくださいね。
始めはなかなかタイトルが決まらないと思いますが、繰り返していくうちにだんだん慣れてきます。
記事タイトルは記事を公開したあとでも変更可能なので、そこまで悩まなくてもOKですよ。
記事を公開したあとに、変更すべき記事タイトルを見分ける方法は次の章で解説しますね。
クリック率を確認してタイトルを改善しよう
ここでは、ブログのクリック率改善について解説します。
記事を公開した後は、定期的にタイトルを見直してクリック率を上げていきましょう。
クリック率(CTR)の平均値
Google検索結果での、検索順位ごとの平均クリック率は以下の通りです。
検索順位 | クリック率(CTR) |
---|---|
1位 | 39.8% |
2位 | 18.7% |
3位 | 10.2% |
4位 | 7.2% |
5位 | 5.1% |
6位 | 4.4% |
7位 | 3.0% |
8位 | 2.1% |
9位 | 1.9% |
10位 | 1.6% |
このように、検索1位だと4割近いクリック率となり、順位が下がるにつれてクリック率が大幅に下がっていることがわかります。
平均クリック率と自分のブログ記事を比べてみて、クリック率が下回っているようなら、タイトルを改善する余地があります。
たとえば、自分のブログの掲載順位4位の時にCTRが4%だったら、平均値の7.2%より下だから見直す必要がある、という感じですね。
ブログ記事のクリック率(CTR)確認方法
ブログのクリック率は、 Googleサーチコンソールで確認できますよ。
サーチコンソールの設定がまだの方は、「【1分でできる】Googleサーチコンソールの設定方法と使い方を解説」をご覧ください。
1.Googleサーチコンソールにアクセスしたら、「検索パフォーマンス」をクリックしてください。
2.「+新規」→「ページ」をクリックします。
3.調べたい記事のURLを入力して、「適用」をクリックします。
4.「平均CTR」「平均掲載順位」をクリックします。
5.画面を下にスクロールしてCTRと掲載順位を確認します。
さきほどのデータと見比べてみて、検索順位に対してCTRが低ければ改善する必要がある、ということですね。
まとめ:読者が目を引くタイトルを付けてクリック率を上げよう
今回は、ブログ記事のタイトルの付け方を解説しました。
記事タイトルは、そのブログ記事の顔とも言えるものです。
当記事を参考にして、読者が思わずクリックしたくなるような言葉を選んで、魅力的なタイトルにしましょう。
タイトルの付け方が理解できたら、次はブログの書き方をマスターしてくださいね。
初心者でもプロ並みのブログが書ける方法は、「ブログ記事の書き方!7つの手順と15のコツ【初心者向け】」でくわしく解説しています。